劇場(げきじょう)とは、演劇を主とした総合芸術の作品、または特定の人物(達)による一連の行動からなる事象を演じ、見聞きすることを企図して作られた施設を指す。
オペラやバレエが上演される場所を指す場合もあるが、オペラ専用の劇場は「オペラ劇場」または「オペラハウス」と呼ぶことが多い。
小規模な劇場(主に小劇団が公演を行う)は「芝居小屋(しばいごや)」と呼ばれることが多く、また大きな劇場も、演劇関係者は業界用語として「小屋(こや)」と呼ぶ。近年では、演劇が倉庫で行われたり、小さなコンサートが路上で行われたりするが、これらの場所は演出空間ではあっても劇場とは呼ばない。
演劇は古くから庶民の娯楽であった為、各地に数多くの小規模な劇場が建設された。これらの劇場は各地域の芸能ばかりではなく、「どさ周り」と呼ばれる地方を巡回して劇を行う演芸者の小集団が劇を行う場でもあった。後にこれらの劇場の多くは映画を上映する設備を備えるようになり、地方巡業の演芸者が減少するにつれて映画館へと役割を変えていった。このため、演劇を行う舞台を備えていた映画館などは「劇場」と名付けられているものが多かった[1]。現代においても、映画館を指して「劇場」と表現する場合は多く、テレビドラマやテレビアニメ等の映画化作品に「劇場版」と銘打つ、映画を放映するテレビ番組のタイトルに「○○映画劇場」などと名付ける、などの例が挙げられる。
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小劇場(しょうげきじょう)とは小さな劇場のことであるが、小劇場を拠点とした演劇集団(劇団)及びその活動(小劇場運動)を指すこともある。小劇場運動は日本で1960年代から現代演劇の中心であった新劇に対抗する形で始まり、アングラ演劇とも呼ばれた。1970年代以降、つかこうへい、野田秀樹、鴻上尚史、三谷幸喜らが活躍した。小劇場出身者もより大きな舞台やマスコミで活動するようになったため、現在ではその境は昔ほどはっきりとはしたものではなくなっている。